若葉マークのへんしゅうちょうです。
毎週月曜日は日本語学校の授業に遊びに行くことになってます。これがねえ、結構楽しいんですよ。何がって説明しにくいんですが、このクラスの人たちの雰囲気が自分に合ってるっていうんですかね。あとは、自分たちは当然日本語を話せるので優越感に浸れるっていうんですか。悲しいですが、現在中国で生活していて優越感に浸れるのはここだけかもしれません。どうせダメ人間ですよ。
授業終わったあとは中国人学生、日本人、先生とちょっとお茶しました。(「お茶する」なんて言葉はヘドが出るほど使いたくないんですが、編集者のくせに語彙が少ないんで、とりあえず使用)ま、それはともかく、オール日本語で会話してました。ここの中国人たちは結構積極的で、日本人と友だちになりたいオーラをガンガン出してます。出すだけでなくぶつけてきやがります。
「へんしゅうちょうサン、今日授業ガ終ワッタラ私タチト一緒ニオ茶ヲ飲ミマス。イデスネ!」
このセリフが有無を言わせぬ表情で出てくるので、ある意味恐怖です。「イデスネ!」と聞かれたら、
「ハイ、イデス!」
と答えざるをえないでしょう。ま、中国人と友だちになりたいので、いいといえばいいんですが、もうちょっとやさしく問いかけてほしい今日この頃です。
さて、タイトルの相互学習なんですが、この日本語学校の人じゃないんです。先日書いた、日本語を教えるのに「学費いくら?」と聞いてきた女の子です。日本語学校の人たちとお茶を飲んだ後、日本人たちと火鍋を食べてたんですが、その時突然携帯が鳴りやがりました。まあ、電話というものは大抵突然鳴るものなんですが…。
そしたらその女の子から。これが結構やっかいなんですわ。以前から分かっていたことではあるんですが、聞き取れない。さらに相手の日本語レベルは「私は田中です」という教科書の例文を読める程度。キツイわー。名前が田中ならいいけど、確実にアンタ田中じゃないし。俺も田中じゃないし。我々の会話に必要な日本語の情報を一切知らないし。まだひらがなカタカナを完全に読めてない状態。ホント初心者やな、アンタ!
ま、お互い様ですけど。でもこの子の日本語レベルよりも、自分の中国語レベルのほうがはるかに上。一連の会話で苦労してるのは全部自分。学費もらったほうがよかったんじゃないの? と自分に問いかけながらタクシーで帰宅しました。帰宅したらまたその子から電話。ちょっと遅くなったので、心配して電話してくれたんでしょうが、聞き取れないっての!
そしてまた、「ん、ああ、…再見」と曖昧に返事をして電話を切りましたとさ。